中国漁船による違法操業が相次ぐ中、韓国と中国の漁業指導船が9日から共同巡視を始めます。
韓国の海洋水産部が8日に明らかにしたところによりますと、韓国と中国の漁業指導船が9~15日まで、暫定水域でそれぞれ自国の漁船の違法操業を取締り、取締りの結果を相手国に通知するということです。
共同巡視は6月の韓中首脳会談で合意し、10月に実施される予定でしたが、10月10日に違法操業中の中国漁船を取締る過程で、漁船の船長が死亡する事件が発生して、延期されていました。
海洋水産部の関係者は、一時的な共同巡視で中国漁船の違法操業を根絶するのは難しく、両国政府のさらなる努力が必要だとして、来年は共同巡視を2~3回以上実施したいとしました。