韓国政府は、来年度の予算の68%を上半期に編成することになりました。
政府は9日、閣議を開き、来年度予算編成計画を最終的に決めました。
それによりますと、来年の歳出予算322兆7900億ウォンの68%を上半期に割り当てるということです。
四半期別に見ますと、1月から3月までの第1四半期が40%ともっとも多く、第2四半期が28%、第3四半期が20%、第4四半期が12%と、年末になるほど割合が低くなっています。
来年上半期の編成割合68%は、おととしの70%、去年の72%よりは低いものの、2008年の世界金融危機以来もっとも低かったことしの65%よりは高くなっています。
これは、来年の上半期には景気が下向き、下半期には上向くという見通しにもとづいて判断したもので、企画財政部の関係者は、「庶民の生活の安定、経済活力の回復、雇用の拡充などに関わる事業を上半期に重点的に行なう」と話しています。
政府は近く来年度予算の執行計画も最終的に決めて、発表する予定です。