ソウル地下鉄1〜4号線を運営するソウルメトロと5〜8号線を運営する都市鉄道公社が2016年末までに統合される見通しとなりました。
ソウル市が10日に発表した「地下鉄統合革新推進案」によりますと、ソウルメトロと都市鉄道公社の二社について、重複していた経営、企画部門の統合を手始めに、管制、役務、技術部門へと統合の対象を拡大し、2016年末までに統合を完了させたいとしています。
また、列車の運行や管制システム、大規模な設備の購入システムなどを一元化することでシステムの安全性とコスト削減効果の最大化を図るとしています。
ソウル市は、地下鉄5〜8号線の建設計画を進めた1994年に、1~4号線を運営するソウルメトロと善意の競争関係を作ることを目的にソウル都市鉄道公社を設立しましたが、作業が重複するなど、非効率との指摘が出ていました。