韓国銀行は11日、金融通貨委員会を開き、政策金利を現行の年2%に据え置くことを決めました。
韓国銀行が政策金利の据え置きを決めたのは、10月に0.25%引き下げてから2か月連続です。
通貨政策は、通常6か月から1年間、経済に影響を与えるとされていることから、10月の金利引き下げの効果を当分見守る必要があると判断したものとみられています。市場も今回の据え置きを予想していました。
一方、政府系シンクタンクの韓国開発研究院は10日発表した報告書で、韓国の来年の経済成長率の見通しを3.5%とし、5月に発表した予測値3.8%から0.3ポイント下方修正しました。
今年の経済成長率は5月の予測値3.7%から0.3ポイント引き下げて3.4%と見込んでいます。
いずれも韓国政府が示した今年の成長率見通し3.7%、来年の見通し4%や、OECD=経済協力開発機構が示した今年の見通し3.5%、来年の見通し3.8%に比べて低いものとなっています。