韓国の古代史でベールに包まれている新羅の宮城である史蹟第16号「慶州(キョンジュ)月城(ウォルソン)」の発掘調査が15日から始まります。
「慶州月城」は、2世紀から新羅が滅亡した10世紀までの835年間、新羅の王が代々住んでいた城で、「千年王城」とも呼ばれています。
新羅の中心地の役割を果たしていたものと推定され、建物跡や多様な遺物が地中に埋められているとみられています。
今回の発掘は、4つの区域に分けられている発掘対象遺跡20万7000平方メートルのうち一つの区域およそ5万平方メートルで行われます。
文化財庁は、2007年から実施してきたレーダー探査で大規模な建物の跡が発見された地域を中心に発掘調査を行ったあと、長期的な発掘・復元作業に向けた計画を策定することにしています。