韓国南東部の慶州(キョンジュ)に建設された放射性廃棄物最終処分場が来年から本格的に運営されることになりました。
これは、原子力安全委員会が11日全体会議を開き、使用前検査の結果などを踏まえて決めたもので、処分場は原子力安全法令にもとづき、来年初めから稼動に入ることになりました。
慶州放射性廃棄物最終処分場は2008年8月に着工し、今年6月に完成していて、原子力安全委員会の最終許可を待っていました。
10万ドラムの廃棄物を処理することができ、原子力発電所で使用した作業服や手袋、部品など放射性物質の濃度が低い廃棄物が保管されることになります。
これについて、民間の環境団体は、慶州処分場の地盤が弱く、周囲で地震が発生する可能性が高いため安全性を確保できないとして、強く反発しています。