外交部は11日、北韓の核問題をめぐる6か国協議について、「創造的な可能性を検討している」と明らかにしました。
外交部のハン・ヘジン副報道官は、11日の定例記者会見で、来年6か国協議が再開される可能性について、「北韓が非核化に向けた誠意ある措置を取り、生産的な対話が可能でなければならない」と述べました。
ハン副報道官は、そのうえで、「最近、アメリカの当局者が複数の関係国を訪問し、また、韓国当局者も関係国を訪問するなかで、色々な創造的な可能性を検討している」と述べました。
これと関連し、6か国協議の韓国首席代表を務める外交部の黄浚局(ファン・ジュングク)韓半島平和交渉本部長は、このほどロシアを訪問した際に、「一部で理解しているように、北韓が1から10までの具体的な措置をすべて取った場合に限って、対話を再開するというわけではない」と述べ、協議再開の条件をこれまでより緩和する可能性があることを示唆しています。
こうした政府の立場は、最近、政府当局内で6か国協議の再開と関連した具体的な動きが取られているとの観測が出ている中で示されたもので、注目を集めています。