中国を訪れているアメリカのソン・キム北韓担当特別代表は12日、北京で記者会見し、「北韓を除く6か国協議の参加5か国は、北韓の核の完全な放棄というはっきりとした目標を共有している」と述べ、
６か国協議再開には北韓が「非核化への意志を明確に示す必要がある」との認識を重ねて強調しました。
ソン・キム北韓担当特別代表は、就任後初めて、3～12日までの日程で韓国、日本、中国を相次いで訪れていて、11日には中国の武大偉韓半島問題特別代表と会談しています。
会見の中で、ソン・キム氏は、武大偉氏との会談内容については公表しませんでしたが、「アメリカと中国は、北韓の非核化に向けた目標を共有している」と述べ、2008年12月以降中断したままになっている6か国協議の再開に向けて、中国と密接に連携していく考えを示しました。
またソン・キム氏は、６か国協議再開には「北韓が非核化への意志を明確に示す必要がある」との認識を重ねて強調し、「アメリカはこうした問題について北韓と直接対話を行うことを希望しているが、北韓は関心を示していない」と述べました。