結婚や出産などで仕事を辞めた女性が再就職して受け取る賃金は、前の仕事に比べて月給で最大で58万ウォン少ないことがわかりました。
韓国女性政策研究院によりますと、結婚や出産などで仕事を辞めた女性が再就職するまでかかる期間は、平均で6.7年でした。
また、再就職してから受け取る賃金は、仕事を辞める前に受け取っていた賃金と比べて、30歳から34歳までの女性が月給で58万ウォンと最も減少し、続いて35歳から39歳までの女性が42万ウォン、25歳から29歳までの女性が35万ウォンいずれも少なくなっています。
さらに、再就職した30歳から34歳までの女性のうち、結婚する前に従業員100人以上の職場で働いていた人の割合は21.6%でしたが、結婚後に同じ規模の職場に再就職できた人は7.3%に止まりました。
これについて韓国女性政策研究院は、「女性が結婚や出産、子育てなどで仕事を辞めるとキャリアを維持できず、賃金が大幅に減ってしまう事態は避けられない。職場の保育施設を拡充し、勤務時間や勤務形態を調整できる柔軟勤務制を導入するなどして、女性が結婚してからも仕事を続けることができるよう支援する必要がある」と指摘しています。