北韓に不法入国したとされるアメリカ人男性が14日、平壌市内で会見し、「アメリカ政府は人権を侵害している」と非難しました。
この男性はテキサス州出身のアルトゥーロ・マルチネス氏で、北韓当局は、マルチネス氏が先月上旬に中国との国境を流れる川を渡って北韓に不法入国したとしています。
マルチネス氏は会見で、「アメリカ政府は人権を侵害をしている。アメリカの帝国主義による影響や支配について明らかにしていきたい」などと非難しました。
マルチネス氏は拘束はされておらず、南米のベネズエラに政治亡命したいと話しているということです。
アメリカのCNNテレビは、マルチネス氏は過去にも川を泳いで北韓に入国しようとしたことがあると伝えています。