朴槿恵大統領の元側近のチョン・ユンフェ氏が大統領府青瓦台の人事に介入したとする内部文書が流出し、日刊紙世界日報がこうした事実を報じた事件と関連して、朴槿恵大統領の弟の朴志晩(パク・ジマン)氏が15日午後、検察に参考人として出頭します。
世界日報は今月3日、問題となった内部文書以外に大量の内部文書が流出し、ことし5月に朴志晩氏の手に渡っていたと報じ、検察が捜査しているものです。
世界日報は、朴志晩氏が世界日報の記者から100件余りの青瓦台の内部文書を受け取り、内部文書を入手した事実を青瓦台の秘書官を通じて秘書室長や前国家情報院長に知らせたと報じました。
検察は、朴志晩氏が受け取った内部文書がどんな内容だったのか、受け取ったあとにどういった措置を取ったのかを聞き、世界日報の報道内容を検証するとしています。
朴志晩氏が内部文書を入手していたのなら、内部文書が複数のルートで出回っていた可能性もあります。
この事件については、大統領の元側近のチョン・ユンフェ氏と大統領の弟の朴志晩氏の権力争いの過程で表面化したとの見方も出ていて、検察の捜査に関心が寄せられています。