北韓の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が死亡して17日で3年になりますが、北韓のメディアは後継の金正恩(キム・ジョンウン)政権の業績として、張成沢(チャン・ソンテク)氏の処刑を紹介しました。
朝鮮中央通信は15日、金正恩政権の発足から3年間の業績を紹介し、「去年12月に労働党中央委員会の拡大会議で党の唯一指導体制を崩そうとした現代版宗派が断固として摘発、粉砕された」と報じました。
現代版宗派は、張成沢氏を処刑したときの判決文にも張氏の勢力を指す言葉として使われていて、北韓のメディアが張氏の処刑について触れたのは初めてです。
朝鮮中央通信はこのほか、軍事力の強化、おととし12月の人工衛星の打ち上げ、外資を呼び込むための経済開発区の設置などを金第1書記の業績として挙げました。