忠清北道曽坪郡の養豚場で、今月に入って全国で9回目となる口蹄疫が確認されるなど、感染が拡大する兆しをみせていることから、農林畜産食品部は18日、危機警報を「注意」から「警戒」に引き上げました。
危機警報は関心、注意、警戒、深刻の4段階になっています。
これによって、口蹄疫が確認された地域で飼育されているすべての豚を対象に、緊急予防接種が行われることになりました。
また感染が疑われる症状をみせる豚を中心に殺処分を行いますが、ワクチンを接種しているかどうかや、抗体の形成率などによって、殺処分の範囲を養豚場全体に広げるかどうか判断します。
今回の口蹄疫について防疫当局は、養豚場に流入したウイルスが原因で、ワクチン接種が不十分な豚で発生しているとみています。
農林畜産食品部は、「今回の口蹄疫ウイルスはO型で、韓国でワクチンを接種したタイプであるため全国的に広がる可能性は低い。しかし周辺にウイルスが残っているので、ワクチン接種にもれがあれば、さらに感染が広がる可能性がある」としています。