北韓の漁船員1人が乗った漁船が東海で漂流中に韓国海洋警察庁の警備艇に救助され、23日、北韓に送還されます。
統一部によりますと、今月19日、独島(日本でいう竹島)付近の東海で、北韓の72トンの漁船が漂流しているのを韓国海洋警察庁の警備艇が見つけ、乗っていた男性1人を救助したということです。
この漁船は、北韓北東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)端川(タンチョン)港に停泊していたところ、錨が外れて流されたものとみられています。
乗っていた男は北韓の水産事業所に所属する漁船員で、北韓に帰ることを希望しました。
このため韓国政府は22日、北韓に通知文を送り、23日午前、漁船と漁船員を東海の軍事境界線にあたるNLL=北方限界線で北韓側に引き渡すことを伝えました。