韓国と中国は、FTA=自由貿易協定締結後の両国の経済協力関係を体系的に管理するための「ビジョン文書」を共同で研究して作成することになりました。
韓国と中国は23日、中国の山東省煙台で、経済・通商の議題を包括的に協議する高官級定例協議組織の「韓中経済共同委員会」を開いて、このように合意しました。
外交部は「FTA妥結を契機に両国の協力関係がサービス、金融、ルール、人の交流などに拡大し、グローバルな経済・通商環境の変化によって両国の協力がより緊密になることを考慮してビジョン文書を作成することにした」と説明しました。
両国は2009年、貿易と製造業を中心にした「経済・通商協力ビジョン報告書」を採択しています。
一方、韓国側は、東アジアとヨーロッパの間の貿易での中国の鉄道利用状況と利用率向上の方策について両国の研究機関が共同で研究することを提案し、これに対して中国側は、検討を経て協議すると答えました。