クリスマスの25日、ソウルは穏やかな日和となり、各地の教会ではクリスマスを祝うミサが開かれています。
このうち韓国カトリックの総本山、ソウル中心部の明洞聖堂では、24日深夜に、恒例のクリスマスミサが行なわれ、2000人あまりの信者が集まりました。
ミサのなかで、韓国カトリック教会の廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿は、「ことしはセウォル号沈没事故で国民みなが深い悲しみに陥った」としたうえで、「神様が傷ついた人々の心を慰め涙をぬぐってくださることを祈ります」と語りました。
また、8月に韓国を訪れたフランシスコローマ法王は24日、KBSを通じて韓国国民にクリスマスメッセージを送り、「8月の韓国訪問を心に刻んでいる。イエス様の誕生で世の中を明るくした光が、常に皆様の心と、ご家庭、そして共同体に広く届くことを祈ります」と述べました。