韓国の漁船が日本のEEZ=排他的経済水域を侵犯し、韓国と日本の海洋当局が共同で調査を行っています。
釜山海洋警備安全処によりますと、25日午前9時51分ごろ韓国南東部の釜山沖で韓国の漁船1隻(27トン)が機関故障で漂流し、日本のEEZを0.8マイルほど越えました。
日本の海上保安庁の巡視船が漁船を追跡し、船を止めて検問を受けるよう命じましたが、漁船は機関の故障で停船命令に従うことができなかったということです。
巡視船2隻は漁船が逃げているものと見てだ捕しようとし、一方、漁船が日本の巡視船に追跡されているという連絡を受けた韓国南海海洋警備安全本部は、
状況対策チームと警備艇3隻を現場に派遣し、双方は一時対峙しました。
韓国南海海洋警備安全本部は、漁船はEEZを故意に侵犯したのではなく、日本にだ捕される理由がないと判断して、海上保安庁に共同調査を提案しました。
双方はそれぞれ3人で共同調査団を構成し、機関故障など漁船が日本のEEZを侵犯した経緯や、違法操業などがあったかどうかについて調べています。