ロシア極東のベーリング海で、1日午後、韓国の漁船が沈没した事故で、船に乗っていた韓国人以外の生存者と遺体が26日午前10時半頃、釜山(プサン)に到着しました。
釜山に着いたのは、インドネシア人3人とフィリピン人3人の合わせて6人の生存者と、インドネシア人14人、フィリピン人5人、国籍が確認できていない東南アジア系の2人の合わせて21人の遺体です。
生存者は、健康診断を受けたあと、27日から参考人として事故の経緯についての事情聴取を受けることになっています。
死亡者については、釜山市民葬儀場に安置されたあと、身元確認を経て、それぞれの国の大使館に引き渡されます。
収容された韓国人船員6人の遺体については、家族が、乗り組んでいた韓国人船員全員の遺体が一度に移送されることを強く願っていることから、今回は移送されませんでした。
事故から25日たった26日現在、捜索作業は難航し、乗組員60人のうち、7人は救助、27人の遺体が収容され、26人が行方不明となっています。