統一部は28日、独立70周年を迎える来年、新たな南北共同事業を進めるとの方針を発表しました。
統一部は、ことしは民族国語大辞典の共同編纂、北韓の開城にある高麗時代の王宮遺跡の共同発掘などが再開され、開城の伝統家屋の保存や民族記録遺産の共同展示などの新たな事業がスタートしたとしたうえで、独立70周年を迎える来年は、政府と民間団体が協力して南北の文化遺産の発掘や復元事業など、歴史や文化と関連した協力事業をさらに進めていきたいとしました。
また、北韓住民のための人道支援について、政府レベルの支援は140億5000万ウォン、およそ15億3600万円、民間レベルの支援は50億ウォン、およそ5億5000万円になるだろうと予想しました。
ことしは民間団体による支援に必要な財源の一部を政府が5年ぶりに支給し、北韓に対する制裁措置のために中断されていた種子やビニールハウス資材など農業分野の支援が再開されるなどしていて、来年は北韓に対する支援がより増えるものとみられます。