韓国政府は北韓に対して当局者による対話を提案しました。
統一部の柳吉在(リュ・ギルジェ)長官は29日、記者会見で、統一準備委員会が独立70周年、南北分断70年の来年に平和統一に向けて進めていく六つの事業について発表しました。
それによりますと、民族の文化遺産保全事業や多様な民間レベル交流を拡大し、民族の同質性の回復を図っていくとしています。
また、離散家族の生死の確認、書信と映像の交換、再開事業の定例化など、人道問題に優先して取り組み、非武装地帯の世界生態平和公園造成のための作業も具体化していくことにし、国際機関と南北が共同で非武装地帯の生態系の調査を進めていきたいとしました。
柳吉在長官は、こうした協力事業について話し合うために来月中に当局者による対話を行い、離散家族の再会など、人道問題について優先して対話を進めることを提案しました。
統一部は、すでにこうした提案を盛り込んだ通知文を北韓の金養建(キム・ヤンゴン)統一戦線部長宛にに送ったということです。