ことし韓国を訪れた外国人観光客が初めて1400万人を超え、観光収入もこれまででもっとも多い176億ドルに上る見通しです。
韓国観光公社が29日に発表したところによりますと、ことしに入って12月29日までに韓国を訪れた外国人観光客は1400万人を超えました。
外国人観光客は、1978年には年間100万人に過ぎませんでしたが、2000年に500万人、2012年に1000万人を超え、去年は1200万人を超えました。
韓国観光公社は、ことしは旅客船セウォル号の沈没事故や円安など悪材料が重なったにもかかわらず、外国人観光客は去年よりおよそ17%増え、増加率は10年間でもっとも高くなったと説明しています。
国別に見ますと、中国からの観光客が去年より41%増加して571万人ともっとも多く、続いて日本が211万人、アメリカが72万人の順でした。
外国人観光客の増加に支えられ、ことしの観光収入は176億ドルに上る見通しで、韓国経済に及ぼす効果はおよそ31兆ウォンに上り、携帯電話3700万台または自動車47万台を輸出するのと同じ効果だとされます。
文化体育観光部と韓国観光公社は29日に清州(チョンジュ)国際空港で1400万人目の外国人観光客の入国を歓迎する催しを開きました。