ナッツの出し方に激怒して乗っていた自社の航空機を引き返させた大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョナ)前副社長が30日、逮捕状実質審査を受けるため、裁判所に出廷しました。
趙顕娥前副社長は、航空保安法違反や強要、業務妨害、暴行の四つの嫌疑がかけらています。
逮捕状実質審査は、ソウル西部地方裁判所で裁判官の審理で進められ、身柄を拘束したうえでの捜査が適切なのかどうかについて、検察側と趙前副社長がそれぞれ意見を述べることになります。
今回の審査では、会社ぐるみの隠ぺいを主導した疑いがもたれている大韓航空の常務に対する審理も行なわれます。
2人の身柄を拘束するかどうかは30日午後遅く、決まるものとみられます。
検察は今月24日、趙前副社長には、航空機内で法秩序を乱したのは重要な事案だとして、常務には、証拠隠滅などの疑いで、それぞれ逮捕状を請求しています。