韓国経済が現在の潜在成長率を維持すれば、9年後の2024年には、1人当たりのGNI=国民総所得が5万ドルに達するという見通しが民間のシンクタンクから出されました。
民間シンクタンクの現代経済研究院によりますと、韓国の1人当たりのGNIは、去年は2万8000ドルでしたが、ことし中に3万ドルに達することが予想されるということです。
さらに、韓国経済が現在の潜在成長率3%台を維持すれば、9年後の2024年には、1人当たりのGNIが5万ドルに達するとみられるとしています。
OECD=経済協力開発機構加盟国34か国のうち、2013年を基準に1人当たりのGNIが5万ドルを超えている国は、ノルウェーやオーストラリア、アメリカなど10か国です。
専門家は、潜在成長率を維持する方策として、これまでの輸出中心の経済発展モデルから脱却し、国内企業に研究開発への投資を促すとともに、公正な企業間競争のための制度作りなどに力を入れるべきだと指摘しています。