韓国の中高生は、慰安婦問題の強制性を認め、おわびと反省の気持ちを表した河野談話について知らない人が多いことが分かりました。
総合日刊紙の韓国日報が先月22~26日までソウルと首都圏の中高生613人を対象に慰安婦問題に関連した簡単なテストを行なった結果、100点満点で中学生の平均は42点、高校生の平均は54点、中高生を合わせた平均は49点で50点に及びませんでした。
また、河野談話についての質問に正しく答えたのは35.3%に過ぎず、およそ3分の2は河野談話について全く知らないことが分かりました。
これについて、成均館大学東アジア歴史研究所のカン・ジョンスク研究員は、「将来を担う世代の慰安婦問題に関する認識が極めて低いのは問題だ。若い世代に対する歴史教育を充実させるべきだ」と指摘しました。