アメリカなどの5か国が韓国の輸入米の関税率が高すぎるとWTO=世界貿易機関に異議申し立てをしたことがわかりました。
農林畜産食品部によりますと、アメリカなど5か国はコメ市場の全面的な関税撤廃を前提にした韓国の輸入米の関税率513%は高すぎるとして、去年末までにWTO に公式に異議を申し立てたということです。
異議を申し立てた国は、アメリカ、中国、オーストラリア、タイ、ベトナムの5か国で、日本や台湾は含まれていません。
これに先立ち、アメリカと中国は先月、韓国との非公式の協議で、韓国は関税率が高すぎるうえ、国別の最低輸入義務量をなくしたため、自国が不利益を被る可能性があるとして問題を提起しています。
これに対して農林畜産食品部は、コメに対する関税率はWTOの協定によって決まったもので、別の合意対象ではないという立場を明らかにしました。