女性の社会進出が活発になっているなか、韓国の男性の家事への参加率が、世界12か国のなかで11位と極めて低いことがわかりました。
統計庁によりますと、韓国、日本、台湾、イギリスなど12か国の20歳以上の既婚男女を対象に調査した結果、男性が洗濯や掃除などの家事に参加する割合がもっとも低い国は日本で、韓国はその次に低い11位でした。
韓国の場合、夫婦が家事を半分ずつ分担すると答えた割合が、洗濯は8.8%、食事の支度は9.3%、掃除は19.7%でした。
これに対して、スウェーデン、ノルウェーなど北ヨーロッパの国々は、夫婦が家事を半分ずつ分担すると答えた割合が、半数近くに上りました。
統計庁は、「韓国や日本では、男性は外で働き女性は家庭を守るという性別役割分担の意識が根強く残っているが、働く女性が増えているだけに、男性もより積極的に家事に参加する必要がある」と話しています。