政府庁舎がある世宗(セジョン)市でも、豚の口てい疫が発生し、全国への拡大がますます懸念されています。
農林畜産食品部によりますと、7日、世宗市燕西面(ヨンソミョン)の養豚場から口てい疫に感染した症状が見られるという届け出があり、検査した結果、陽性の判定が出ました。
防疫当局は、感染が確認された豚を殺処分するとともに、半径3キロ以内にある養豚場の家畜と人の移動を制限する措置を取りました。
この農場は、元日に口てい疫の発生が確認された忠清南道(チュンチョンナムド)天安(チョナン)市の養豚場から19キロ離れた場所にあります。
また8日には、京畿道(キョンギド)安城(アンソン)市の4か所の養豚場から感染の疑いがあるという届け出があり、当局が検査を急いでいます。
韓国では、最近1か月余りで全国38か所の畜産農家で豚の口てい疫が発生して全国的な拡がりをみせており、これまでに豚2万9000頭近くが殺処分されています。