アメリカ国防総省は、北韓の核兵器の小型化能力が相当のレベルに達しているとした韓国国防部の見方について、「まだ具体的な証拠はない」と述べました。
アメリカ国防総省の報道官を務めるスティーブ・ウォーレン陸軍大佐は、8日の定例記者会見で、「北韓が高いレベルの核兵器の小型化能力を保有しているという具体的な証拠は、今のところ見つかっていない」と述べました。韓国国防部は6日、2014年国防白書を発行し、その中で北韓は3回の核実験によって核兵器の小型化能力が相当のレベルに達しているという見方を示しています。
一方、アメリカの北韓分析サイトの「38ノース」は、最近撮影した衛星写真を分析したところ、北韓北東部の咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)の造船所で建造中の新型潜水艦の展望塔に長方形の穴があることが確認され、大きさからしてミサイル発射管を装着するためのものとみられるとしています。
しかし、これにはかなりの費用と時間がかかることから、「38ノース」は、成功する可能性は低いという見方をとっています。