北韓の放送局が最近、周波数帯をHD＝高画質放送が可能な帯域に変えた模様です。
衛星放送業界の関係者が12日、明らかにしたところによりますと、北韓の朝鮮中央テレビや朝鮮中央放送は今月10日から、これまでのSD＝標準画質の映像や音声だけを送ることができた周波数帯での放送を終了し、HD放送が可能な帯域での放送を開始したということです。
ただ周波数帯は変えたものの、まだSDの信号で放送しています。
これについて衛星放送業界の関係者は、「北韓はHDの試験放送の段階にあり、最近、タイの通信衛星を運営する業者が、北韓の放送をHDで放送すると案内していることから、近く北韓でもHD放送が始まるとみられる」と話しています。
北韓は、2012年からデジタルテレビ放送を始めたとされていて、最近中国からのデジタルテレビの受信機の輸入が増えていることがわかっています。