韓国と中国の間の人的交流が去年、初めて1000万人を超えたことがわかりました。
北京の韓国大使館が13日、まとめたところによりますと、去年中国を訪れた韓国人は、おととしに比べて3.6%増えて410万人で、韓国を訪れた中国人は46%増えて633万5000人に上り、両国間の人的交流は初めて1000万人を超えたということです。これは、香港やマカオとの交流は除いたものです。
韓国大使館は、「去年、中国人がもっとも多く訪れた国は韓国だった」と話しています。
専門家らは、去年、韓国のテレビドラマ「星から来たあなた」など韓流コンテンツが中国で人気を集めたうえ、マレーシア航空機の行方不明事件をめぐる東南アジアとの外交的な摩擦などで、中国人の東南アジアへの旅行が減ったことから、韓国への旅行客が大幅に増えたものとみています。
韓国と中国は去年、自由貿易協定交渉を妥結したほか、ことしを「中国観光の年」、来年を「韓国観光の年」にそれぞれ指定して、観光客の誘致に力を入れていることから、こうした人的交流の拡大は今後も続くものとみられます。