ウォン高や原油安などの影響で、輸出と輸入の物価指数がこの7年間でもっとも低くなっていることがわかりました。
韓国銀行が13日、発表したところによりますと、先月のウォン建ての輸出物価指数は88.11で、前の年の同じ月に比べて6%下がりました。
これは2007年以来もっとも低い水準です。
輸出物価が下がると、同じ量を輸出しても、実際に手にする代金は目減りすることになります。
これについて韓国銀行は、ドルに対するウォン相場がおととし1ドル=1095ウォンだったものが去年1053ウォンに、ウォン高が進んだうえ、国際原油価格の下落で国内で精製して輸出する石油化学製品の価格が下落したことが背景にあると見ています。
一方、先月の輸入物価指数も原油や鉄鉱石などの値下がりにより、前の年の同じ月に比べて7.5%下がり、これも2007年以来もっとも低い水準でした。