双龍自動車が13日、4年ぶりに新車を発売しました。
双龍自動車が新車を発売したのは、2011年にインドのマヒンドラ・グループに買収されて以来、初めてです。
発売されたのは、1600ccの小型SUV「チボリ」で、燃費は1リットル当たり12キロ、競合する他社のモデルに比べて最大600万ウォン安く、双龍自動車は、品質と価格両面において高い競争力を備えていて、販売台数10万台を達成し、黒字化に大きく貢献するだろうと期待しています。
一方、13日、新車発表会が行われたソウル東大門デザインプラザの前では、双龍自動車から解雇された元従業員らによる、復職を求める記者会見が行われました。
これに関連し、双龍自動車の大株主であるマヒンドラ・グループのマヒンドラ会長は、解雇された元従業員が1か月余り、自社の煙突の上で座り込みをしていることについて、「非常に残念だが、経営正常化が優先だ。会社の財政状況が良くなり営業利益が黒字に転じれば、必要に応じて、解雇された元従業員の中から人を採用する」と述べました。
双龍自動車は、2008年のアメリカのリーマンショックによる世界金融危機の影響で経営が行き詰まり、2009年1月、日本の会社更生法にあたる法定管理の手続きを申請し、従業員全体のの32%にあたる165人を解雇していて、解雇された労働者は先月13日から、双龍自動車平沢(ピョンテク)工場にある70メートルの高さの煙突の上で、復職を求める座り込みを続けています。