韓国銀行は15日、金融通貨委員会を開き、政策金利を現行の年2%に据え置くことを決めました。
韓国銀行が政策金利の据え置きを決めたのは、10月に0.25%引き下げてから3か月連続です。
家計負債が大幅に増えていることや、アメリカが近く利上げを行なうものとみられることなどから、金利をさらに引き下げた場合、韓国経済に悪影響を及ぼすおそれがある一方、通貨政策は、通常6か月から1年間、経済に影響を与えるとされていることから、10月の金利引き下げの効果を当分見守る必要があると判断したものとみられています。
一方、韓国銀行は、金融通貨委員会の直後に行なわれた記者会見で、ことしの経済成長率の見通しを3.4%とし、10月に発表した予測値3.9%から0.5ポイント下方修正しました。これは、最近、民間機関が示した成長率見通し、3.6%前後に比べても低いものです。
また、消費者物価の上昇率の見通しについては、1.9%とし、前回の予測値から0.5ポイント下方修正しました。