ロシア外務省が、16日、北韓の核問題をめぐる6か国協議の、ロシアとアメリカの首席代表が現地時間の15日、電話会談を行ったと、明らかにしました。
それによりますと、電話会談はアメリカ側の要請で行われたもので、このなかで、ロシアのモルグロフ外務次官と、アメリカ国務省のソン・キム北韓担当特別代表は、6か国協議の再開や、韓半島の核問題の解決をめぐる政治・外交的な協力について議論したということです。
モルグロフ外務次官はこの日、ソン・キム北韓担当特別代表との電話会談の前に、ロシア駐在北韓大使とも会談し、韓半島情勢や、ロシアと北韓との関係などについて話し合ったということです。
一方、6か国協議の北韓の首席代表を務める 李容浩(リ・ヨンホ)外務次官と、アメリカで北韓問題を担当していたボズワース元特別代表が18日と19日に、シンガポールで会談するほか、今月下旬には韓日米3か国の6か国協議首席代表による協議が予定されているなど、6か国協議首席代表による協議が活発になっています。
北韓の国連次席大使は、先週、国連本部で記者会見し、韓米合同軍事演習を中止すれば核実験を行わないとの北韓の提案が通れば「今年、韓半島で多くのことが可能になる」と述べ、 アメリカとの直接対話を要求していました。