いわゆる韓流ブームの影響で韓国製化粧品の輸出が増え、去年、化粧品の貿易収支が初めて黒字となったことがわかりました。
関税庁によりますと、去年の化粧品の貿易収支は、一昨年に比べて輸出額が50.4%増加して19億2000万ドルを記録した一方、輸入額が9.3%増加して16億9000万ドルになりました。
これで去年の化粧品の貿易収支は、輸出額から輸入額を差し引いて2億3000万ドルの黒字となりました。
輸出先を見ますと、中国が6億ドルでもっとも高く、続いて香港4億1000万ドル、アメリカ1億6000万ドル、日本1億5000万ドルなどの順でした。
これについて業界の関係者は、「いわゆる韓流ブームを受けて、中国への韓国製化粧品の輸出が一昨年に比べて89%も増加するなど、アジア地域を中心に輸出が増加している」と説明しています。