韓国の去年の輸出の増加率が、13年ぶりに世界平均の輸出増加率を下回ったことがわかりました。
韓国銀行の推計によりますと、去年の韓国の輸出増加率は2.1%で、IMF=国際通貨基金が推計した世界平均の輸出増加率の3.3%を下回りました。
韓国の輸出増加率が世界平均の輸出増加率を下回ったのは、1980年から2013年の間に4回だけで、2001年以来13年ぶりです。
韓国の輸出増加率は、1980年代から1990年代まで世界平均の3倍に上っており、2000年代に入ってからはやや減少したものの、2007年まで世界平均の2倍の高い水準を維持してきましたが、2008年の世界金融危機以来、大幅に減少しています。
これについて専門家らは、「韓国経済は、これまで輸出の増加による経済成長を成し遂げてきたが、先進国の景気後退で今後もさらに輸出が減少するものと予想されるので、これからは内需拡大に力を入れる必要がある」と指摘しています。