トルコのシリア国境付近で失踪した韓国人男性は、SNS=ソーシャル・ネットワーク・サービスを利用して現地の人とメッセージのやり取りをしていたことがわかりました。
ソウル地方警察庁の国際犯罪捜査課が19日、明らかにしたところによりますと、この男性のパソコンを調べた結果、失踪した韓国人男性はSNSのシュアスポット(Surespot)を利用して、現地の人と数回にわたってやり取りしていたということです。
シュアスポットは、サーバーを経由せず、利用者のスマートフォンに直接つなぐことができ、対話の内容も暗号化されるため、セキュリティー性の高いSNSです。
この男性は、現地の人とツイッターで連絡を取り合っていましたが、話の途中、「ツイッターではなく、シュアスポットで話そう」というメッセージを交わしたあと、会話が終わっているということです。
現地の人とのやり取りは去年12月まで続き、年が明けてからは途絶えています。
この男性は今月3日、トルコへの旅行を決めていて、出国する前に家族には、「ハサンに会いにトルコに行く」と話していたということです。
警察は20日、この男性の両親に対して取調べを行ったあと、早ければ21日にも捜査の中間報告を行う予定です。