韓国は、65歳以上の高齢者の貧困率が50%に迫っていることがわかりました。
貧困率は、所得が国民の「平均値」の半分に満たない人の割合を意味し、ここでいう「平均値」は、世帯の可処分所得を世帯人員数の平方根で割って調整した所得の中央値です。
韓国保険社会研究院が21日発表した報告書によりますと、2014年の貧困統計や家計動向調査を分析した結果、高齢者全体の48%、つまり2人のうち1人が、所得が国民の「平均値」の半分に満たない貧困状態であることがわかりました。
これは、全体の貧困率13.7%と比べると3.5倍高くなっています。
韓国保険社会研究院は、「家族類型別の貧困率は、高い順に、高齢者、一人世帯、女性一人親世帯、一人親世帯の順になっている」として、「類型に合わせた貧困緩和策が必要だ」と指摘しています。