北韓は21日、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の暗殺を題材にしたアメリカのコメディー映画「ザ・インタビュー」のベルリン国際映画祭での上映を中止するよう求めました。
北韓外務省は21日、報道官声明を出し、「‘ザ・インタビュー’をベルリン国際映画祭に出品したのは、明白なテロ扇動行為だ。表現の自由とは関係がなく、映画祭の目的や性格にも合わない」と非難しました。
北韓はそのうえで、パリの新聞社襲撃事件でヨーロッパ全域で不安と恐怖が続いているなかで、「インタビュー」を上映するのは、反テロの雰囲気に逆行するものだと主張しました。
ベルリン映画祭は来月5日に開幕しますが、ドイツの現地メディアやドイツ駐在韓国文化院によりますと、映画を制作したソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント社は「ザ・インタビュー」を出品していないということです。
ただ、映画祭の開幕日の翌日から、ドイツの一部の映画館で上映されることになっているということです。