ポータルサイト最大手のネイバーのデータを押収するための捜査当局による押収捜索令状の請求とその執行件数がこの2年で6倍以上に増えたことがわかりました。
ネイバーが22日にまとめた「個人情報保護レポート」によりますと、ネイバーに対する押収捜索令状の請求は、2012年の1400件余りから、去年は9300件余りへと、6倍以上増えました。
令状処理件数も、2012年の1200件余りから、去年は8100件余りへと、6.4倍に増えています。
捜査機関の要請を受けて、ネイバーが捜査機関に利用者のアカウントを提供した件数は、2012年の上半期は1800件だったのが下半期には16万8000件へと93倍に増え、2013年には21万9400件にさらに増えたあと、2014年には7万6400件に減少しています。
ネイバーが捜査目的の資料要請件数を公表したのは初めてで、政府によるインターネット検閲を非難し、プライバシーの侵害を懸念する声が上がっています。