女性の子宮に良性の腫瘍ができる子宮筋腫を患っている人のうち、50代と60代の患者が占める割合が増えていることがわかりました。
国民健康保険公団によりますと、2013年に子宮筋腫で治療を受けた人の数は、4年前の2009年に比べて5万6000人増加して29万3000人に上りました。
年齢別に見ますと、40代が全体の46%でもっとも多く、続いて50代、30代などの順でした。
しかし、2009年と2013年の患者の推移を見ますと、40代が占める割合が51%から46%に減少した一方、50代は23.1%から28%に、60代は3.2%から5.2%にそれぞれ増加しているということです。
これについて国民健康保険公団の関係者は、「最近、50~60代で子宮筋腫の患者数が増加しているのは、閉経前後の体調不良を改善するために服用したホルモン剤の副作用で産婦人科を訪れた際、子宮筋腫が発見される場合が増えたためとみられる」と説明しています。