日本軍慰安婦被害者のファン・ソンスンさんが亡くなりました。
韓国挺身隊問題対策協議会によりますと、ファン・ソンスンさんはことし89歳で、26日朝、南西部の全羅南道の病院で老衰で亡くなりました。
ファン・ソンスンさんは17歳のとき、工場に就職させてくれるとの言葉に騙され、釜山から日本へ、日本から南太平洋の島の慰安所に移され、慰安婦としての生活を強要されたということです。
葬儀は遺族の希望で非公開で行なわれます。
韓国政府に登録されている慰安婦被害者は、去年8月、一人申告者が増えて合わせて238人となり、ファン・ソンスンさんが亡くなったことで生存者は54人に減りました。
韓国挺身隊問題対策協議会の関係者は、一日も早く慰安婦問題が解決し、被害者の方々が安らかに老後を送れるようにしてほしいと語りました。