西アフリカのシエラレオネで、エボラ出血熱の患者の治療に当たっていた韓国の緊急救護隊第1陣が活動を終えて、26日帰国しました。
外交部、保健福祉部、国防部が26日、共同で発表したところによりますと、シエラレオネで韓国の緊急救護隊第1陣として活動していた医療関係者9人は、4週間の活動を終えて26日、仁川(インチョン)空港から韓国に帰国しました。
9人は、エボラウイルスの潜伏期間とされる3週間、韓国国内の施設に隔離され、観察を受けることになります。
帰国後の検査では、発熱などエボラウイルスの感染が疑われる症状はみられず、全員健康な状態だということです。
第1陣は先月27日から今月24日までの4週間、シエラレオネの首都フリータウン近郊のエボラ出血熱治療センターで、イタリア、イギリスなどの医療関係者とともに患者の治療や検査のための採血、投薬などを行っていました。
一方、イギリスでの事前研修を終えてシエラレオネに入っている第2陣は、現地時間の26日から本格的な活動を始めます。