慢性的な食糧難を抱えている北韓ですが、ことしも10万7000トンあまりの穀物が足りないという見通しが出ています。
FAO=国連食糧農業機関が3日、発表した「北韓の食糧需給見通し」によりますと、北韓のことしの穀物の需要量は、548万9000トンあまりで、北韓での生産量の508万トンあまりと輸入量の予測値の30万トンを差し引くと、不足分は10万7000トンあまりとなるということです。
これは、去年の不足分に比べて、6万7000トンあまり増えたものです。
FAOは、北韓では去年、作況が停滞したため、ことしも慢性的な食糧難に悩まされるとみています。