北韓の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は4日、李明博(イ・ミョンバク)前大統領の回顧録について、「うそだらけ」と批判しました。
労働新聞は「短評」という短い記事で、李前大統領が回顧録を出版したことについて、「4大河川整備事業の役割」や「資源外交の成果」など、うそだらけの内容だとしています。
そのうえで、「回顧録が出るやいなや韓国の至るところから批判の声が出ている。自分の治績を広告しようとずうずうしく振舞ったため」としています。
李前大統領は回顧録で、北韓から南北首脳会談の開催を数回にわたり提案されたが、見返りとして100億ドルの支援を要求されたため拒否したと明かしていますが、北韓はこれには触れませんでした。