マーク・リッパート韓国駐在アメリカ大使が北韓に対し、核兵器を放棄し国際社会に出てくるよう促す発言をしたことについて、北韓は「妄言」と非難しました。
リッパート大使は3日、韓米議員外交協議会主催の懇談会で、「北韓と対話する準備ができている」としながら、北韓は核開発と経済発展の「並進路線」の放棄か、制裁による孤立の道かどちらかを選ばなければならないという趣旨で発言しました。
これに対して朝鮮中央通信は5日、「アメリカの対朝鮮敵対視策動がヒステリーの末期症状に至っている」と主張しました。
さらに、アメリカの制裁措置や、オバマ大統領が4日、「北韓の体制はいずれ崩壊するだろう」と述べた発言についても強く非難しました。
一方、リッパート大使は5日、韓国経営者総協会の会合に出席し、北韓が不可逆的で検証可能な非核化を平和的に達成するよう、交渉への参加を促す考えを示しました。