国内デパートの去年の売上げ高の伸び率が、10年ぶりにマイナスに転じた一方、ネット通販などオンラインショッピング業界の売り上げは大きく増加したことがわかりました。
統計庁によりますと、国内のデパートの去年の売り上げ高は、一昨年に比べて1.9%減少して29兆2000億ウォンでした。
統計庁がデパートの売上げの統計を取り始めた1995年以来、デパートの売り上げ高の伸び率が減少したのは、アジア通貨危機の打撃を受けた1998年と、国内の大手クレジットカード会社の倒産で消費が冷え込んだ2003年、2004年の3回だけです。
一方、ネット通販などオンラインショッピング業界の去年の売り上げ高は、一昨年に比べて17.5%増加して45兆2000億ウォンに上りました。
これについて専門家は、「デパートの売上げが減少しているのは、不景気で消費が冷え込むなか、比較的に価格の安いオンラインショップで買い物をする消費者が増えているためとみられる」と分析しています。