韓国の物価上昇率が、8年ぶりに主要7か国の平均を下回ったことが分かりました。
OECD=経済協力開発機構が12日にまとめたところによりますと、去年の韓国の年平均の消費者物価上昇率は1.3%で、主要7か国平均の1.6%に比べて0.3ポイント低くなっています。
また、韓国の物価上昇率は、おととしも1%台となっていて、2年連続で1%台となったのは、これまでで初めてです。
安定期に入った先進主要国よりも物価上昇率が低いことは、経済の活力が落ちていることを意味するもので、「デフレの前兆」とする見方が強まっています。
1月の消費者物価上昇率は0.8%で、2か月連続で0%台となっているのもこうした見方を裏付けています。