11日に、仁川(インチョン)国際空港近くの永宗(ヨンジョン)大橋で乗用車や空港リムジンバスなど車100台あまりが衝突し、2人が死亡、73人がけがをした事故で、警察は12日、事故の発端は、観光バスが前を走っていた乗用車に後ろから追突したとする中間報告を発表しました。
警察によりますと、事故発生の状況について、衝突した観光バスの運転手や目撃者などから事情を聴き、また、事故に巻き込まれた自動車のブラックボックスの映像を分析した結果、次のように説明しています。
まず、ソウル市内方面に向かっていた乗用車が観光バスに追突され、その後周りの車に次々と衝突し、そこに、後ろから来ていたリムジンバスや後方から来た車が次々と追突したものと推定されるということです。
警察では、1.2キロに及ぶ事故現場を大きく3つのグループに分けて調査を進めていて、霧が濃く、視界が極めて悪いなか、十分な車間距離を取らずに走っていたことが大規模な事故につながったとみています。