アレクサンドル・マチェゴラ北韓駐在ロシア大使は12日、「北韓とロシアの首脳が定期的にメッセージをやりとりしている」と明らかにしました。
アメリカ政府系放送のボイス・オブ・アメリカが12日に伝えたところによりますと、マチェゴラ北韓駐在ロシア大使は12日、イタル・タス通信とのインタビューで、「ロシアと北韓は、最高レベルとハイレベルの政治対話を活発に行なっていて、北韓とロシアの首脳が定期的にメッセージをやりとりしている」と述べたということです。
また、マチェゴラ大使は、ロシアは、韓国、北韓、ロシアの3か国による経済協力を希望しており、具体的な例として、3か国をつなぐ電気・天然ガス供給事業やロシア企業の開城（ケソン）工業団地への参加などあげたということです。
さらに、マチェゴラ大使は、北韓との経済協力に期待感を示し、「ロシアの資本と商品が北韓の鉱物資源に投入される形の貿易と投資事業に優先順位を置いている」と説明しました。
マチェゴラ大使はそのうえで、「第2次世界大戦終結から70年、日本からの独立から70年となる今年は、露朝関係において意義深い一年になるだろう」と強調しました。
マチェゴラ大使は去年12月に北韓駐在ロシア大使に任命され、前任のアレクサンドル・ティモニン大使は韓国大使に赴任しています。